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高い精度
最適化を実現
Davidの肩ソリューションは、生体力学的に最適化された動きと視覚的なバイオフィードバックシステムを用いた指導により、肩の痛みの治療に革命をもたらします。
肩の痛みは世界的に大問題になっています。
肩の問題は、筋骨格系の疾患の中で最もよくみられる病気休暇の原因です（平均15日）。肩の痛みは65歳以上では最も一般的な筋骨格系の疾患であり（Taylor、2005）、その有病率は40年間で3倍になりました（Harkness、2005）。誰もが一生の間に肩の痛みで悩むことになります。
現在の課題
従来の理学療法では滑車や輪ゴムのような非常に単純な道具を使って肩のリハビリを行ってきました。これらの方法は、測定や追跡ができず再現性が低いため生体力学的に最適とは言えません。
例えば、肩の外旋と内旋に広く使用されているゴムバンドエクササイズでは、筋力曲線とは正反対の負荷曲線を描きます。筋肉が最も弱い状態である動きの終点で負荷が最も高くなります。これでは関節に不要なストレスをかけるだけでトレーニング効果が十分に得られません。
肩用機器は通常、上半身の大きな筋肉を主に強化するよう設計されていますが、肩の痛みの原因は別の部位にあることがほとんどです。肩の痛みは一般的に肩関節の小さな安定化筋が弱くなっていることが原因で起こります。これらの腱板筋は従来のフィットネス機器では分離運動ができません。
Hannah, Daniel Cason, “A Comparison of Strength and Resistance Curves for the Internal and External Rotators of the Shoulder.” (2002). Electronic Theses and Dissertations. Paper 680.
時代は運動療法へ
手術よりも運動療法が常に好ましいとするエビデンスが続々と出てきています。明らかに外科的処置を必要とする肩の状態もありますが、最も一般的な問題である肩インピンジメント（現在の名称：肩峰下疼痛症候群）などについては手術が勝ると言える科学的な根拠はありません。
「肩インピンジメント症候群は、最もよくみられる肩の疾患の1つです。手術がこの疾患の一般的な治療法ですが、最近の研究によると積極的治療に勝るベネフィットはないことが示されています。…関節鏡視下肩峰形成術は、肩インピンジメント症候群の治療として正当と言える理由がないことから、標準治療としては中止するべきです。代わりに、構造化された運動療法を治療のベースとする必要があります。」（Ketola、2016）
確かな分離運動
Davidの肩ソリューションにより、肩甲骨スタビライザーで肩関節の内旋筋と外旋筋を安全かつ効率的に動かせます。最適な関節角と動きを支えるアームにより、目的の筋肉の活性化を正確に分離します。 確かな分離運動が行われないと、大胸筋のようなより強い内旋筋が動きます。痛い肩のリハビリを行う場合、制御しながら運動するためには慎重に設計された負荷曲線が絶対に重要です。
指導と動機付け
各機器では、コンピューター端末は、個別のプログラムで設定された所定のパラメーターに正確に従うように患者さんを誘導し、動機付けを行います。
パラメーターには、選択した動き、調整、負荷、可動域、繰り返し、動きの速度、経過、セッション番号および頻度などがあります。これらのパラメーターは、クラウドベースのソフトウェアにより自動で設計されて微調整され、患者さんはコンプライアンスレベルに関するフィードバックをすぐに得ることができます。
主な適応症
Davidの肩ソリューションは、長期（亜急性または慢性）、再発、術後または外傷後の肩の疾患に苦しむ患者さんに適しています。また、姿勢の悪さ、五十肩、腱板障害、肩の不安定性、肩鎖関節障害、変形性肩関節症などの問題も、弊社の運動療法ソリューションによるリハビリに適しています。